大学史研究会例会 「大学を問う」のご案内
「私たちは、大学について、果してどれだけのことを知っているのか」――これは、1960年代末に、大学史研究会の創立に集った会員たちが共有した問いであった。以降、大学史研究会では、様々な機会に、この原初の問いに立ち返ったシンポジウムや例会を開催してきた。
今回の例会もまた、原初の問いへの何度目かの回帰ということになるが、別府昭郎会員の新著『大学を問う: 初期大学史研究会のあゆみ』(学文社、2024年)を取り上げる。本書は、著者が、大学史研究会の「初期のあゆみ」を、著者自身の精神的及び学問的成長と重ねあわせて描いた力作である。コメンテータとして、小川智瑞恵会員を迎え、いま再び、大学史研究の課題と展望を模索していきたい。
2024年度第47回大学史研究セミナーのご案内
第47回大学史研究セミナープログラムをご案内いたします。参加予定の方は、以下の《参加受付フォーム》でお申し込みください。
- 参加費 :会員・非会員(有職者)2,000円,大学院生(非有職者)1,000円
- 懇親会費:会員・非会員(有職者)6,000 円 大学院生(非有職者)2,000 円
- 申込方法:《参加受付フォーム》 申込締切:12月1日(日)19:00
※懇親会場の人数確定のため、締切厳守でお願いします。
- 大学史研究通信 セミナー号外
2024年12月7日(土) 14:00〜17:30(受付 13:30〜)
- 14:00〜15:20 総会(会員のみ)
- 15:30〜17:30 〈講演〉長崎原爆とその前後の大学・高等教育機関
山口 響氏(長崎大学核兵器廃絶研究センター客員研究員)
- 19:00〜21:00 懇親会
2024年12月8日(日) 9:00〜13:00(受付 8:45〜)
- 原 圭寛(昭和音楽大学)
アメリカ学士課程史の記述枠組みに関する試論:イェール報告(1828)とハーバード・レッドブック(1945)をつなぐもの
- 坂本 辰朗(創価大学)
ジョンズ・ホプキンズ大学における特別研究員選考制度:デューイとカテルのケーススタディ
- 田村 幸男(学校法人目白学園)
1930年代の仮面浪人―半合法的徴兵忌避の選択―
- 平塚 力(京都文教大学)
南原繁における学問の自由擁護の思想と戦略
- 中野 知也(東京大学大学院)
中教審「三八答申」までの審議会等における大学教員人事制度に関する議論
- 宿泊施設につきましては、各自で確保くださいますようお願い申し上げます。
- 懇親会につきましては、申込後にキャンセルされる場合は、必ず12月1日(日)19:00までに再度上記の参加申込フォームからご連絡ください。これ以降のキャンセルは、後日懇親会費を徴収させていただく場合がございます。予めご了承下さい。
セミナー担当:山本珠美、山本尚史: