第33回大学史研究セミナーの開催について

  第33回大学史研究セミナーの概要が決まりました。11月20日・21日の2日間、京都駅前にあるキャンパスプラザ京都で開催します。予定しているプログラムは以下の通りです。

 今回のシンポジウムは「教養教育の比較史的考察」をテーマとし、4名のパネリストに御登壇いただきます。教養教育を含めた学士課程教育のあり方は現代の高等教育にとってきわめて重要なテーマですが、その議論の中では各国の培ってきた大学と教養教育の歴史性が踏まえられているわけではありません。大学とその教育の歴史を跡付けた上で、それを踏まえた厚みのある議論を展開することが必要であると思われます。今回は、そのための契機となることを意図し、パネリストのご専門に即して、それぞれの立場から各国の教養教育の歴史を語っていただき、会員との幅広い討論を行いたいと思います。

 11月は京都の美しい紅葉を楽しめる季節でもあります。多くの会員の皆様とお会いできるのを楽しみにしています。

開催案内                    【ダウンロード】(PDF)

 日程:2010年11月20日(土)・21日(日)
 場所:キャンパスプラザ京都
     京都駅烏丸口より徒歩2分
600-8216 京都市下京区西洞院通塩小路下ル
 参加費:無料
プログラム:
1日目:11月20日(土) 2階 第1会議室
13時〜17時  シンポジウム「教養教育の比較史的考察」
「19世紀イギリスの大学における教養教育理念の創造−オックスフォード大学の学士課程学位試験制度を中心として−」               中村勝美(西九州大学)
「古典人文学による「知性の訓練」−19世紀フランスにおける教養論争再考−」
                                 上垣 豊(龍谷大学)
「20世紀前半の合衆国での教養教育の新展開」  立川 明(国際基督教大学名誉教授)
「近現代日本の教養論と「教養教育」」        渡辺かよ子(愛知淑徳大学)
 
17:15〜18時 総会
18:30頃〜  懇親会
 

2日目:11月21日(日) 5階 第2共同研究室

9時〜 自由研究発表
 
 宿泊について
11月の京都は行楽シーズンと重なり、ホテルを確保するのが困難です。そこで、会場近くのホテルを20室ほど確保する予定です。詳しい情報は10月発送予定のセミナープログラムに掲載しますので、そちらをご覧の上、ご希望の方はお申し込み下さい。京都以外に宿泊される場合、京都駅までのアクセスが容易なJR京都線沿線が便利です。

(セミナー担当: )

自由研究発表者募集

第33回大学史研究セミナーでの自由研究発表者を募集します。発表時間は、発表件数にもよりますが、発表ごとに質疑応答を含めて1時間程度を予定しています。通常の学会よりもじっくりと報告・議論できることが本会の自由研究発表の利点です。
発表を希望される方は、9月30日(木)までに、セミナー担当の福留(下記)まで発表タイトル(仮タイトルでも可)を添えて、e-mailまたはFAXでご連絡下さい。奮ってお申し込み下さい。
自由研究発表申込・セミナー問い合わせ先:
TEL&FAX: 082-424-6231

(セミナー担当: )