今年度の大学史セミナーは、10月29 日(土)・30日(日)の 2日間にわたり、岩手大学において開催することとなりました。前号の通信でお知らせした通り、岩手大学のある盛岡市は東日本大震災の被害が比較的少なかった地域ではありますが、 地域復興の途上にある中、会場校の大川一毅会員、岩手大学の職員の方々のご尽力によりセミナーの開催が可能となりました。復興の一助となるべく、多くの会員のご参加をお待ちしております。
今回のセミナーでは、シンポジウムのテーマとして大学を舞台とした文学・小説を手掛かりに大学史について考えるという趣旨から、 「カレッジノベル」を取り上げることと致しました。このテーマは 10 年以上前にセミナーのテーマとして話題に挙がっていたと聞いております。今回、会場校の大川会員の発案により企画としてはじめて取り上げることとなりました。また、10 月下旬は盛岡の紅葉が最も綺麗な時期だそうです。文学的環境溢れる岩手大学で、いつもとは少し趣向の異なるテーマで、文学と大学について思いを巡らせたいと思います。