2023年度大学史研究セミナーのご案内

 今年度の大学史研究セミナーは、 中央大学茗荷谷キャンパスにて実施いたします。今回は対面開催です。オンライン配信はいたしません

 久しぶりの対面開催です。多くの方のご参加をお待ちしています 。

《会員のみなさまへお詫びとお知らせ》

通信号外の発送が遅くなり申し訳ありません。23-25日にかけてお届けできたものと思います。ご案内が遅くなりご心配をおかけしましたこと、お詫びいたします。 そしてセミナー参加申込の期日が迫っておりますが、これを30日(木)15時まで延長いたします。みなさまのご参加を心よりお待ち申し上げております。

第46回大学史研究セミナー プログラム

  • 会場:中央大学茗荷谷キャンパス3E06教室(東京メトロ丸ノ内線茗荷谷駅1分)
  • 参加費:会員・非会員ともに無料 ※会場校である中央大学様の「格別のご厚意」により、本年度に限り、特例措置で無料となります。
  • 懇親会費:会員・非会員(有職者)5,000円,大学院生(非有職者)2,000円
  • 《印刷用 通信セミナー号外》

※申込サイトは別々となっております。ご注意下さい。

注意:宿泊施設につきましては、各自で確保くださいますようお願い申し上げます。

12月2日(土)10:00〜20:00

  • 10:00〜11:30
         エクスカーション
  • 13:30〜14:50
         総会(会員のみ)
  • 15:00〜17:50
         シンポジウム
  • 18:00〜20:00
         懇親会

<特別企画>エクスカーション:神田学生街を歩く

当日午後のセミナーで扱う、神田地区の学生街を歩いてみます。シンポジストでもある中央大学広報室大学史資料課の岩立将史氏に、ご案内頂きます。

  • 集合時刻:12月2日(土)AM10:00, 終了予定:11:30頃に御茶ノ水駅
  • 集合場所:地下鉄 神保町駅(半蔵門線,三田線,新宿線)A7出口
    ※セミナー会場の中央大学茗荷谷キャンパスではないので、ご注意下さい。
  • 申込締切:11月26日(日)
  • 行程:神保町駅→スズラン通り(古書店街)→学士会館(南校所在地) →英吉利法律学校発祥地(現神田スクエアホール付近)→ 東京物理学校校舎跡地(旧東京法学校・仏学校校舎)→旧中央大学駿河台校舎跡地 →明治大学→中央大学駿河台キャンパス→ニコライ堂→御茶ノ水駅(不測の事態により当日ルート変更の可能性はあります。ご了承ください。)

総会 12月2日(土)13:30〜14:50(会員のみ)

シンポジウム「神田「学生街」と大学史」 12月2日(土)15:00〜17:50

 第46回大学史研究セミナーでは、「学生街」に着目し、「神田「学生街」と大学史」というテーマでシンポジウムを開催する。
 2000年代以降、学生募集などの観点から大学キャンパスの「都心回帰」は増加傾向にある。キャンパスの移転は、必然的に学生・教職員などの「人」の移動を伴う。この「人」の移動は、交通インフラの整備、生活するための空間の形成など、大学周辺地域に変化をもたらし、所謂「学生街」が形成されてきた。
 しかし近年、コロナ禍を境に、学修空間のデジタル化が大きく進展し、「学生街」の在り様にも変化が生じて来た。コロナ禍に大学周辺の飲食店などが相次いて閉店し「学生街」が苦境に陥ったことは記憶に新しい。このように、キャンパス移転や大学の在り方に大きく影響される「学生街」は、今新たなステージを迎えようとしていると考えられるのではないだろうか
 本シンポジウムでは、神田地域にゆかりのある大学教職員で構成する法律学校研究会のメンバーにご登壇いただき、神田「学生街」を事例に、「学生街」の構成要素とは一体何なのかについて、「学生街」の変化を追いながら検討したい。

  • 趣旨説明  山本 尚史(筑紫女学園大学)
  • 発表1 法律学校研究会の活動と専修大学の試み
           瀬戸口龍一(専修大学大学史資料室)
  • 発表2 神田学生街と私立法律学校
           松原 太郎(日本大学企画広報部広報課)
  • 発表3 中央大学のあゆみと神田学生街に関する所蔵資料の紹介
           岩立 将史(中央大学広報室大学史資料課)
  • コメント・全体討議  山本 珠美(青山学院大学)

懇親会 12月2日(土)18:00〜20:00 中央大学茗荷谷キャンパス 学生食堂


12月3日(日) 9:009:45〜16:00(受付 8:459:30〜

自由研究発表

  • 松浦 正博(広島女学院大学名誉教授)
    「中世パリ大学におけるナチオ(natio)の役割と機能」
  • 大矢 龍弥(広島大学大学院) 
     「19世紀中葉トゥルーズにおける法学生―「法科ファキュルテ長の週報」を手がかりに―」 
  • 小林 尚矢(科学技術振興機構)
    「エドワード・T・チャニングの修辞学構想ーハーバード学則改革(1825)との関連を視点としてー」
  • 福石 賢一(高知工科大学)
    「戦間期ケンブリッジ大学工学コースの教育理念:Inglisの言説を中心に」
  • 今野 翔太(東京大学大学院)
    「日記史料にみる帝大教授」
  • 平塚  力(京都文教大学) 
     「大学経営における長期計画方式の学習過程 −立命館大学の1950ー90年代を中心に−」 
  • 羽田 貴史(広島大学・東北大学名誉教授)
    「中央教育審議会答申「当面する大学教育の課題に対応するための方策について」の学生の地位・権利像」
  • 昼食休憩をはさみます。

    セミナー問い合わせ先: